廃止の背景と詳細
岩泉線(茂市〜岩泉間、約38.4km)は、岩手県の山岳地帯を縫うように走るローカル線で、廃止前は「日本一乗りにくいJR線」と称されるほど本数が少なく(1日3往復程度)、鉄道マニアには逆に人気の路線でした。
2010年7月、豪雨による土砂崩れが発生し列車1本が巻き込まれる事故が起き(乗客への被害はなし)、以来全線で運行が停止されました。JR東日本は復旧に約30億円が必要であると試算しましたが、廃止時点の輸送密度は約100人/日以下と見込まれ、廃止・バス転換の方針を決定。4年間の運休を経て2014年に正式廃止となりました。岩泉駅は「みちのく小京都」とも呼ばれた岩泉町の玄関口で、廃止後は町の孤立化が懸念されています。
代替交通手段
岩泉町へは、岩手県北自動車の路線バスが宮古駅から岩泉を結んでいます。茂市駅はJR山田線(盛岡〜宮古〜釜石)が引き続き運行しています。
路線の軌跡
1942年6月25日
小本線として茂市〜岩手和井内間で開業
1972年2月6日
浅内〜岩泉間が延伸開業し、岩泉線として全通
2010年7月31日
豪雨による土砂崩れで列車が巻き込まれ、全線運休に
2014年4月1日
復旧を断念し全線廃止。バス転換となる
所在地マップ
※ JR東日本 岩泉線(岩手県)の所在地を地図上に表示しています。
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