廃止の背景と詳細
長野電鉄屋代線(屋代〜須坂間、約24.4km)は、しなの鉄道屋代駅(旧・信越本線屋代)と長野電鉄長野線の須坂駅を結ぶ路線でした。かつては「長野〜上田」の主要路線として機能していましたが、並行するしなの鉄道・長野電鉄長野線のルートへの利用シフトが進み、1990年代以降は慢性的な赤字が続きました。
廃止前年度の輸送密度は約400人/日程度で、長野電鉄は存続に向け沿線自治体と協議を重ねましたが、年間約4億円に及ぶ赤字補填に合意が得られず、2012年4月1日に廃止されました。廃止後、一部の駅舎や鉄橋は地域の遺産として保存が検討されています。車両の一部はインドネシアに譲渡されるなど、余生を海外で送る車両もあります。
代替交通手段
屋代〜須坂間の代替として、長野電鉄バスの路線バスが運行されています。屋代駅はしなの鉄道(篠ノ井〜軽井沢)が利用可能。須坂駅は長野電鉄長野線(長野〜湯田中)の主要駅として健在です。
路線の軌跡
1922年6月10日
河東鉄道により屋代〜須坂間が開業
1926年
長野電気鉄道に吸収合併され、長野電鉄河東線の一部となる
2002年9月18日
河東線の一部廃止により残った屋代〜須坂間が「屋代線」と改称
2012年4月1日
慢性赤字と利用者減少が続いた全線が廃止。代替バスに転換
所在地マップ
※ 長野電鉄 屋代線(長野県)の所在地を地図上に表示しています。
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