廃止の背景と詳細
留萌本線の石狩沼田〜留萌間(約35.7km)は、2016年の留萌〜増毛間廃止に続く「段階的廃止」の第2弾として、2023年4月1日に廃止されました。廃止前年度(2022年度)の同区間の輸送密度は約53人/日と壊滅的に低く、年間赤字は約9億円に上っていました。留萌市は地域存続に向けて支援策を求めましたが、JR北海道の財務状況および利用実態を踏まえた結果、廃止が決断されました。
留萌駅は「北海道の日本海側の都市」として親しまれた港町の玄関駅で、廃止後は留萌市の交通アクセスが大幅に低下。北空知地区を縦断していたこの区間には、恵比島駅(NHKドラマ「すずらん」撮影地として有名な「明日萌駅」)が含まれており、鉄道ファンの聖地として惜しまれる廃止となりました。
代替交通手段
留萌駅へは、深川駅から沼田町・留萌市が連携するバス路線(北空知線等)が代替交通機関として運行されています。留萌市内は留萌市営バスが市内各地を結んでいます。
路線の軌跡
1910年11月23日
深川〜留萌間が開業し、内陸と日本海を結ぶ重要な交通路となる
2016年12月4日
末端区間の留萌〜増毛間(16.7km)が廃止(第1段階)
2022年3月
JR北海道・北海道・関係自治体が石狩沼田〜留萌間の廃止に合意
2023年4月1日
石狩沼田〜留萌間(35.7km)が廃止。恵比島駅(明日萌駅)も姿を消す
所在地マップ
※ JR北海道 留萌本線(北海道)の所在地を地図上に表示しています。
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