JR北海道 石勝線夕張支線

JR北海道
鉄道 所在地: 北海道 地域: 北海道
廃止日: 2019年4月1日 (月)
夕張市が自ら廃止を提案した全国初のケース。攻めの廃線として注目された。
目次
  1. 概要
  2. 廃止の背景と詳細
  3. 代替交通手段
  4. 所在地マップ
  5. 路線の軌跡

廃止の背景と詳細

石勝線夕張支線(新夕張〜夕張間、約16.1km)の廃止は、鉄道廃止問題の歴史において極めてユニークなケースです。通常は沿線自治体が存続を求め、鉄道事業者が廃止を提案する構図ですが、この路線では財政再建団体となった夕張市が自ら「鉄道廃止・バス転換」を提案。市長が「捨てる覚悟で攻めるのが夕張の戦術」と語ったことで、「攻めの廃線」という言葉が全国に広まりました。 廃止を受け、JR北海道は夕張市に対し廃止後10年間で7億円を支援。地域コミュニティバスの整備費や観光振興への活用が図られました。夕張市は炭鉱閉山後の人口急減で「財政破綻した街」として知られますが、廃線を逆手にとった地域再生の取り組みとして、行政・交通分野で広く研究事例として取り上げられています。

代替交通手段

夕張市内は、夕張市が運行するコミュニティバス「夕張地域バス」が市内各地を結んでいます。新夕張駅はJR石勝線(新千歳空港〜帯広方面)の特急が停車し、札幌方面へのアクセス点として機能しています。

路線の軌跡

1892年11月1日 北海道炭礦鉄道の支線として追分〜夕張間が開業し、石炭輸送の大動脈となる
1981年10月1日 石勝線の開業に伴い、新夕張〜夕張間が石勝線夕張支線として再編
2007年3月 夕張市が財政再建団体となり、市の財政が事実上破綻
2016年 夕張市長がJR北海道に廃止を申し入れ(全国初の自治体から廃止を提案したケース)
2019年4月1日 JR石勝線夕張支線が全線廃止。「攻めの廃線」として全国的な注目を集めた

所在地マップ

※ JR北海道 石勝線夕張支線(北海道)の所在地を地図上に表示しています。

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